価格、機能共に現時点で非の打ち所が無いがルーターTP-Link Archer AX80を紹介します。スマホでのWi-Fi速度検証も記載しています。
基本情報
規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)、IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | 5GHz:4804Mbps(802.11ax, HE160)、2.4 GHz:1148Mbps(802.11ax) |
Wi-Fi範囲 | 4LDK(デュアルバンド高性能アンテナ×4、ビームフォーミング、高性能FEM) |
Wi-Fi性能 | デュアルバンド、OFDMA、エアタイムフェアネス、DFS、8ストリーム、4×4 MU-MIMO |
動作モード | ルーターモード、ブリッジモード(アクセスポイントモード) |
有線ポート | 2.5ギガビットWAN/LANポート×1、ギガビットWAN/LANポート×1、ギガビットLANポート×3 |
USB対応 | USB 3.0ポート×1(USB共有:Apple Time Machine、FTPサーバー、メディアサーバー、Samba サーバー) |
ボタン | LEDオン/オフボタン、WPSボタン、Wi-Fiオン/オフボタン、電源オン/オフボタン、Reset(初期化)ボタン |
電源 | 12V/2A |
Wi-Fi暗号化 | WPA3、WPA2、WPA、WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ネットワークセキュリティ | SPIファイアウォール、アクセスコントロール、IP & MACバインディング、アプリケーション層ゲートウェイ |
リアルタイムIoT保護、悪意のあるサイトのブロック、侵入防止システム、DDoS攻撃の防止、ホームネットワークスキャナー | |
ゲストネットワーク | 5GHzゲストネットワーク×1、2.4GHzゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | OpenVPN、PPTP、L2TP |
VPNクライアント | OpenVPN、PPTP、L2TP |
OneMesh™ | OneMesh™ 対応 |
保護者による制限 | プロファイル作成、プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ、家族時間、就寝時間、オフ時間、利用時間割り当て、家族のオンライン時間ランキング、インターネット一時停止、週次・月次レポート |
WANタイプ | 動的IP、静的IP、PPPoE、PPTP、L2TP、v6プラス、DS-Lite、MAP-E(OCN) |
クラウドサービス | 自動ファームウェアアップグレード、OTAファームウェアアップグレード、TP-Link ID、DDNS |
NAT転送 | ポート転送、ポートトリガー、DMZ、UPnP |
IPTV | IGMPプロキシ、IGMPスヌーピング、ブリッジ、タグVLAN |
DHCP | アドレス予約、DHCPクライアントリスト、サーバー |
DDNS | TP-Link、NO-IP、DynDNS |
管理 | Tetherアプリ、Web管理画面(GUI) |
システム要件 | Internet Explorer 11/Firefox 12.0/Google Chrome 20.0/Safari 4.0以上の Javaに対応したブラウザ |
認証 | CE, RoHS |
動作環境 | 動作温度: 0℃~40℃ (32℉ ~104℉)、動作湿度: 10%~90% |
寸法 | 200 × 189 × 59 mm |
パッケージ内容 | Archer AX80本体、スタンド、電源アダプター、LANケーブル、かんたん設定ガイド |
外観
同梱物はArcher AX80本体、スタンド、電源アダプター、LANケーブル、かんたん設定ガイドです。
正面は右上にロゴと左側に各種LEDがあります。LEDについてはOFFにする機能がついています。
背面は機器の情報と横置きにする場合の脚用の穴があります。
天面は放熱対策が施されており、底面も同じく放熱対策と縦置き用の穴があります。
右側面には各種ポート(2.5ギガビットWAN/LANポート、ギガビットWAN/LANポート、ギガビットLANポート×3、USB3.0ポート、電源ポート)やボタン(RESET、電源ON/OFF)があります。
正面から見た場合はうまく隠れるようになっており、統一感が失われないデザインになっています。開封直後は付属のLANケーブルも黒の方がと思いましたが1本であれば白系の方が目立ちにくいです(壁紙や背景が黒の場合除く)
左側面はロゴと各種LEDがあり、本のように並べて置いてもLEDが見えるようにデザインされています。
速度検証(参考値)
左からiPhone12、Google pixel6a、Galaxy S10の測定結果です。iPhone12が20Mbpsほど高い420Mbps結果になりました。だだ、3機種共に400Mbpsをこえる結果となっています。実運用には十分な速度です。
Deco S7レビュー時は450Mbps~540Mbps出ていましたが、数日朝活時間(IoTしているため測定が家族に影響ない時間にしています)に測定しましたが、PCの有線でもここ数日500Mbps以上が確認できず、結果ほぼ変わらないため元々の回線になんらかの影響があった可能性が高いです。
光回線:ドコモ光 × OCN (IPv4 PPPoE)
環境情報:鉄筋コンクリート
ルーター:Archer AX80
構成:ONU→Archer AX80
計測:fast.com(https://fast.com/ja/)
使用感
安定性については、途切れたり接続が不安定になるということはなく安定して使用できました。また、IPv6回線だとVPN機能やHomeShield機能に制限がかかります。推奨される使い方ではありませんが、二重ルーター構成(IPv4とIPv6の環境が必要な人向け)して数時間使用してみましたが、問題なく使用できました。Decoシリーズ(メッシュWi-Fi)2台分を追加しても運用できましたが、3台目の追加からWi-Fiが途切れたりなど不安定になりました。
速度については、通常のルーター単体使用では問題なくを十分な速度を確認しました。ただ、ドア3枚隔てるとWi-Fi速度が半分くらいに低下しました。仕様上4LDKまで対応していますが、設置位置によってはWi-Fi速度が低下する可能性があります。
自宅回線の回線速度をできるだけ最大に広範囲な環境にしたい場合はメッシュルーターや中継器をおすすめします。
二重ルーター時の速度については若干速度は落ちるものの実運用できないほどの速度の低下は見られませんでした。
環境情報:鉄筋コンクリート
ルーター:Archer AX73、Archer AX80
構成:ONU→Archer AX73 → Archer AX80
→Deco S7親 → Deco S7子
→Deco XE75
計測:fast.com(https://fast.com/ja/)
安定性、速度共に良く、オススメのルーターはと聞かれたらArcher AX80と回答します。スタイリッシュなデザインに多機能、高性能とかなりオススメです。
速度や安定性などあくまでも私の環境での結果になります。また、二重ルーターについても動作を保証するものではなくあくまでも参考情報になります。
Archer AX73との簡易比較
主な違い | Archer AX80 | Archer AX73 |
2.5Gbpsポート | 〇 | × |
2.4 GHz | 1148Mbps | 574 Mbps |
同時最大接続目安 | 100台迄 | 80台迄 |
まとめ
『ルーター1台で完結したい』、『縦置きにも横置きにもできる高性能なルーターがほしい』、『コンパクトでスタイリッシュ(アンテナが見えないルーターがほしい)』人に向いているTP-Link Archer AX80。
Bad point
※だだし、ルーターという特性上頻繁に触れるモノではないため通常利用では一度設置すれば気にならない。
項目 | 評価(5段階評価) |
コンパクト | |
軽さ | |
デザイン | |
便利度 | |
総合 |