
白くてオシャレな見た目に、高性能な4K×160Hzディスプレイを搭載した「Pixio PX27U Wave」。仕事もゲームも、1台で快適にこなしたい人にぴったりのモニター。
記事では、デザイン・映像の美しさ・使用感などを実際に使ってみた感想を交えてわかりやすく紹介。購入を迷っている方や、白いモニターを探している方の参考になれば幸いです。
基本情報/同梱物
内容物と付属品
モニター本体、スタンド、電源ケーブル、VESA規格変換アダプター(ネジ類含む)、DisplayPortケーブル、簡易説明書。
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
画面サイズ | 27 inch |
スタンド有り寸法(W×H×D) | 614.8 mm × 461.7 mm × 210.9 mm |
配送重量 | 6.5 kg |
本体重量 | 4.5 kg |
リフレッシュレート | 160Hz |
応答速度 | 1ms (GTG) |
Panel Type | Fast IPS |
解像度 | 4K 3840×2160p |
コントラスト比 | 1,000:1 |
色域 | 121.76% sRGB |
輝度 | 400 nits (Max) |
HDR | ○ |
Adaptive Sync | Adaptive Sync |
スタンド機能 | Tilt (傾斜):前 5°、後 15° |
VESA | 75mm×75mm(付属のVESA規格変換アダプター使用で100×100mm可) |
スピーカー | 3W×2 |
外観/デザイン
全体・背面

全体がホワイトカラーで統一されており、ゲーミングモニターとしては珍しく、インテリア性の高いデザインが特徴。スタイリッシュな空間にも自然と溶け込むため、シンプル&ホワイト系デスクに合うデザイン。
前面はフレームレスに近い3辺スリムベゼル仕様。画面に集中しやすく、デュアルモニター環境でも相性が良いです。中央下部には控えめなPixioロゴが配置されており、主張しすぎないバランスの取れたデザインになっています。

背面には大きく「Pixio」のロゴがあり、中央には立体的で滑らかな造形のVESAマウント周辺部が特徴的。Y字型のスタンドも本体と同じくホワイトで統一されており、背面全体もマットホワイトで統一されたシンプルで美しいデザインになっています。
入力端子(HDMI/DisplayPort/イヤホンジャック)

豊富な入力端子で左からDC、HDMI2.1 (160Hz) x2、DP1.4 (160Hz) x2、Earphone Jack (3.5mm) x1が搭載されています。
ベゼルやホワイト筐体質感

ベゼル部分は艶消しホワイトに近く、各種操作ボタンの表示もデザインを損なわないように印字されています。

前面「Pixio」のロゴ部分も黒や光沢があるデザインではなく、主張しすぎない艶消しグレーになっています。
VESA規格

VESA規格はデフォルト75mm×75mm。付属のVESA規格変換アダプター使用で100×100mmに変更可能です。
付属スタンド

Y字型のスタンド部分は細くスタイリッシュなデザインになっています。支柱中央部分があいてるため、HDMIやDisplayPortケーブルを通すことができ、ケーブルマネージメントに活用できます。

上から見てもスタンドの脚は目立ちにくく、スタイリッシュになっています。モニター1枚であればスタンド運用でもスッキリ設定できます。
スタンド可動域

スタンドのTilt (傾斜)は前 5°、後 15°になっています。

スタンドの取り外しもボタンを押すことで簡単に外すことができます。
その他(電源アダプタなど)

ネジ以外の付属品(電源ケーブル、DPケーブル、VESA規格変換アダプター)もすべて白に統一されています。
重量とサイズ感

スタンド有りのサイズは614.8 mm × 461.7 mm × 210.9 mm、モニター本体の重量は4.5 kgです。
モニターのみのサイズは614.8 mm × 363.5 mmです。
モニター性能
映像クオリティと表示性能

4K(3840×2160p)、Fast IPS、コントラスト比は1,000:1、色域は121.76% sRGBの仕様です。写真では再現しきれないくらい、実際の映像はさらに綺麗に見えます。
HDR対応と明るさの実力
輝度は400 nits (Max)、HDR対応の仕様です。明るく色も鮮やかのため、動画視聴も快適にできます。
私のPC性能ではHDRをONにするとリフレッシュレートが60Hz落ちてしまいフル活用できないのが悔やまれます。リフレッシュレートが大きく影響あるのはゲーム時のため、おいおいグラボをアップグレードしたいと思います。
視野角・グレア/ノングレア

FastIPSパネルが採用されているため、視野角が広くかなり横から見てもキレイに見えます。非光沢仕様にもなっており、反射や映り込みが少なく、長時間の利用も快適できます。
160Hzの滑らかさと体感効果

最大リフレッシュレートが160Hzまで対応しています。設定を変更して60Hzから160Hz見比べていくと滑らかさの凄さがわかります。見比べないと144Hz以上は普段利用だと判別付かないかもしれません。
G-SYNC/FreeSyncの対応状況

FreeSync Premiumに対応しています。AMDのグラボを使用していると恩恵が大きいと思います。
OSDメニュー
OSDメニューはかなり豊富のため、好みに合わせて調整できます。

ディスプレイ設定は、明るさ、コントラスト、ブラックイコイライザ、プリセット、アスペクト比、鮮明さが調整できます。

カラー設定は色温度、ガンマ値、色相、彩度、ブルーライトフィルターが調整できます。

ゲーミング設定は、FreeSync Premium、OverDrive、ゲームアシスト、HDR、DCR、MPRTをON/OFFできます。

入力設定は、自動選択からそれぞれのHDMI~DP固定も選択可能です。

SystemSetupは、言語切替、OSD設定、Audio、Resetが可能です。

UserDataは最大3つまで設定可能です。
使用感
ゲーム/動画編集について

ゲームでの使用感は、映像がかなりキレイで、27inchだと正面から見て首を動かさなくても画面全体が視界に入るためかなり見やすいです。
動画編集ではウルトラワイドモニターにはかなわないものの、FHDよりタイムラインの調整などがしやすく、ゲームも映像編集も両立させたいモニターになっていると思います。
実際のゲーム映像については、写真では表現しきれないため、YouTubeショートにて公開しています。
事務作業/マルチウィンドウ作業について

事務作業については、4K、拡大/縮小設定が100%のままだと文字が小さすぎるため125%~150%にすると1枚で快適に作業できます。
マルチウィンドウ作業ついては、多少小さくても一度に複数ウィンドウを表示させたい場合は、拡大/縮小設定が100%便利ですが、基本的には125%~150%が合います。
設定を変更するのが面倒な方は、別モニターでマルチモニターすることで変更の手間を減らすことができます。ただ、ベゼルが黒だと気になるため白いベゼルのモニターと合わせると違和感が減ります。
私の場合はモバイルモニターにマスキングテープをつけて、すこしでも違和感を無くすように調整しました。
Pixio PX27U Waveベゼルの質感や白さは、マスキングテープ、木口テープとも違うためあくまでも違和感を減らす程度になります。
同Pixioメーカーから発売されているPX160 Wave / Whiteを今後導入できればなぁっと考えています。
4K×160Hz対応を体感してみて
4K × 120Hz以上のモニターを使用してしまうとFHDやWQHDには戻れないレベルで、『キレイで滑らか』と感じます。
文字で別な例で表すとしたら、スマホで例えると『FHDはエントリーモデル、4Kはハイエンドモデル』、視力で例えると『FHDは視力0.8の裸眼、4Kは視力1.5のメガネ着用』、車で例えると『FHDは軽自動車、4Kは高級セダン』のような違いを感じました。
こちらも写真では表現しきれないため、YouTubeショートにて公開しています。
また、リフレッシュレートの144Hzと160Hz違いですが、人にもよると思いますがリフレッシュレートチェックなど使用しないと体感の差は感じられないかもしれません。子供と遊びがてらテストしてみましたが判別は難しかったです。
ホワイトベゼルのモニターは実際どうなの?

ブラックベゼルからホワイトベゼルのモニター変更したときに最初は違和感を感じましたが、数日で目はなれて違和感がなくなります。SNSで#desksetupなど写真をポストしている場合は、画面がOFFだと上手く写真とるのが難しくなりました。また、『事務作業/マルチウィンドウ作業について』にも記載していますが、マルチモニターにする場合はベゼルの色が違うと気になると思います。
Pixio PX27U Waveのホワイトベゼルは『艶消しホワイト』や『マットホワイト』のイメージで、質感も良く、単純にベゼルを白くしたのとは違うため違和感なく使用したい場合は同じモニター使う方が統一感は出ると思います。
USB Type-Cがない場合の対処法
USB Type-Cポートが搭載されていないですが、HDMI&DisplayPort変換アダプタ使用することで、ノートPCなどをUSB Type-Cポート一本で接続することができるようになります。今回使用した変換アダプタは充電も同時にでき、HDMI、DisplayPortのどちらも対応しています。
Nintendo Switch2もPixio PX27U Waveに接続して使用する予定のため、HDMI側のポートを1つ空けるためにも必要だったため導入しています。
Pixio PX27U Waveを使用してデスクセットアップ

X(Twitter)にて最新のデスク状況を更新しています。
Pixio PX27U Wave(White)ファーストインプレッション
✓4K/FastIPS/sRGB121.76%/非光沢のため綺麗で見やすい
✓160Hz/1ms(GTG)で残像感やブレが少ない
✓HDMI×2、DP×2、イヤホンジャックと入力端子が豊富ブログ記事や動画にてレビュー予定です。#desksetup #PR pic.twitter.com/ejXfyAyeT9
— Yuji / Gadget&Desk (@yuji_dlv) May 25, 2025
Pixioサポート・保証体制について
公式HPみると本記事記載時点では、液晶モニター製品は2年保証になっています。また、公式ストアから購入すると+1年延長保証と日本語でのサポート記載があります(詳細は公式サイトの製品保証を参照ください)

まとめ
『ホワイトベゼルの白さや質感が良いモニターがほしい』、『入力端子のポート数が豊富なホワイトベゼルモニターがほしい』、『ゲームから作業までできるホワイトベゼルモニターがほしい』人に向いているゲーミングモニターPixio PX27U Wave
Bad point
項目 | 評価(5段階評価) |
デザイン・筐体の質感 | (5.0/5.0) |
画質・映像クオリティ | (5.0/5.0) |
リフレッシュレート・滑らかさ | (5.0/5.0) |
ポート・機能の充実度 | (4.5/5.0) |
使用感・実用性 | (5.0/5.0) |