
ロボット掃除機を選ぶなら、掃除性能だけでなくマッピング精度や走破性も重要。TP-Linkの「Tapo RV30 Max Plus」は、高精度なマッピング機能と2.2cmの段差を乗り越える走破性を備えた高性能モデル。家中を効率よく、そして力強く掃除してくれるその実力を実際に約1ヶ月、試してみました。性能と価格のバランスがとれたロボット掃除機、Tapo RV30 Max Plusを紹介します。
目次
基本情報/同梱物
ロボット掃除機×1(高性能フィルター×1, サイドブラシ×1を含む)、自動ゴミ収集機×1(ゴミ収集用3L紙パック×1, クリーニングブラシ×1を含む)、モップ取り付け用パーツ×1、電源ケーブル×1、取扱説明書(ユーザーガイド)
| バッテリー容量 | 2600mAh |
| 充電時間 | 4h |
| 継ぎ足し充電 | 対応 |
| マッピング/ルート | LiDAR&IMUデュアルナビシステム |
| 高精度マップ | 対応 |
| 障害物回避 | LiDAR |
| 段差乗り越え | 22mm |
| 落下防止機能 | 対応 |
| 自動ゴミ収集 | 対応 |
| 吸引力(自動ゴミ収集機) | 17000Pa |
| 紙パック容量 | 3L |
| 最大吸引力 | 5300Pa |
| 吸引力調整 | 5段階 |
| ダストボックス容量 | 300ml |
| ダストボックス検知 | 対応 |
| 高性能フィルター | H11 |
| ノイズ | 52dB(静音モード)、55dB(デフォルト/標準) |
| カーペットブースト | 対応 |
| 水拭き | 対応 |
| モップタイプ | 自動水流制御 |
| 水圧調整 | 3段階 |
| 水タンク容量 | 300ml |
| リアルタイムトラッキング | 対応 |
| マルチフロアマッピング | 対応 |
| スケジュール設定 | 対応 |
| バーチャルウォール | 対応 |
| 立ち入り禁止ゾーン | 対応 |
| ゾーン清掃 | 対応 |
| 寸法(ロボット掃除機) | Φ330 × 100mm |
| 寸法(自動ゴミ収集機) | 228 × 164 × 330mm |
| 無線規格 | IEEE 802.11 b/g/n 2.4GHzのみ、Bluetooth 4.2(設定用) |
| 入力電圧 | 100V-120V AC 50/60Hz |
| 最大消費電力(充電時) | 10W(DC20V 500mA) |
| 最大消費電力(動作時) | ロボット掃除機:45W、自動ゴミ収集機:650W |
| チャイルド&ペットロック | 対応 |
| Google Home | 対応 |
| Amazon Alexa | 対応 |
外観
ロボット掃除機
ロボット掃除機本体天面には『ボタンが3つ』と『LiDAR&IMUデュアルナビシステム(tapoロゴ部分)』が搭載されています。
ボタンの詳細は左から『スポット掃除/チャイルドロックボタン』、『電源ボタン』、『ドックボタン』です。
正面側面にはバンパー、充電センサーがあります。
正面からみて左側には、細かなところも掃除できるようにサイドブラシがあります。
背面側面には充電センサーと充電コネクタ、下部にはダストボックス&水タンクがあります。
ダストボックス&水タンクの構造はダストボックスが中央にきており、上部左側から水をいれて周りに水を溜める仕様になっています。
底面からみると左から時計回りに、サイドブラシ、落下防止センサー、ローラー、車輪、メインブラシ、メインブラシカバー取り外しタブがあります。
車輪については段差2.2cmを乗り越えれるように大き目の車輪が搭載されています。
メインブラシは、一般的なスティック掃除機のブラシよりは小さめの仕様になっています。
自動ゴミ収集機
自動ゴミ収集機(ドック)のサイズは228 × 164 × 330mmです。ドックの構造は、上部からドップカバー、集じん室、LED、充電コネクタ、集じん口になっています。


ドック背面は電源コネクタのみの仕様になっています。
ドック内の集じん室自体はシンプルな構造になっています。
集じん室には『ゴミ収集用3L紙パック』が簡単にセットできるようになっています。
使用感
高精度マッピングで部屋の形を正確に把握


マッピング性能は非常に高く、一度マッピングした後に家具の位置を少し変えても、即時反映され掃除に影響がでません。その精度の高さには驚かされました。
さらに、掃除エリアを細かく指定できるため、無理に狭い場所へ進み込んで動けなくなるといったトラブルは、今のところ一度も発生していません。
2.2cmの段差もスムーズに乗り越える走破性



左から順に『ジョイントマットとカーペット』、『キッチンマットとフローリング』、『押入れデスク下とジョイントマット』といった段差や素材の切り替わり部分でも、動けなくなるようなトラブルは今のところ一度もありません。
一度だけエラーで止まっていたことがありますが、段差ではなく、メインブラシにビニール製のお菓子の袋が絡まって止まっていました。
吸引力と静音性のバランス
Tapo RV30 Max Plusの動作音と動き#ロボット掃除機 #PR pic.twitter.com/joKywelhTO
— Yuji / Gadget&Desk&3DP (@yuji_dlv) August 10, 2025
ロボット掃除機の最大吸引力は5300Pa、ノイズは52dB(静音モード)、55dB(デフォルト/標準)になっています。ハンディクリーナーやスティック掃除機より動作音は小さく感じます。
自動ゴミ収集機でメンテナンスの手間を軽減
ドックにある集じん室には3リットルの紙パックが入りますが、約1ヶ月使っても半分以下のゴミしかたまりませんでした。また、ドックを設置する際は説明書に「両サイド0.5mずつ空ける必要がある」と書かれていますが、実際には左右それぞれ13cmのスペースがあれば設置でき、問題なく動作しています。ただし、13cmの隙間にはロボット掃除機が入れないため、その部分は手動で掃除する必要があります。
Tapoアプリで直感的に操作・管理



アプリは直感的に操作でき、動作も軽快で使いやすいです。細かな設定もアプリ上で行えるため、とても便利です。また、レポート機能で動作履歴を確認できるのも安心感があります。
水拭きについて
水拭き機能は検証のために1回だけ使用しました。フローリングやカーペットなど、素材が変わる部分ごとに水拭きのON/OFFを設定できます。ただし、モップは本体に装着したままのため、カーペットをモップ付きで掃除するのには少し抵抗があります。使い捨てモップなどが発売されれば、もっと活用の幅が広がると感じています。
まとめ
こんな人に向いているTP-Link Tapo RV30 Max Plus
✓段差も余裕で乗り越え、止まらずに掃除してくれるロボット掃除機がほしい
✓マッピング精度が高く、効率的に掃除してくれるモデルを探している
✓自動ゴミ収集機付きで、できるだけ手間を減らしたい
✓省スペースで置けるコンパクトなモデルが理想
Bad point
| 項目 | 評価(5段階評価) |
| コンパクト | (5.0/5.0) |
| 軽さ | (3.0/5.0) |
| デザイン | (5.0/5.0) |
| 便利度 | (5.0/5.0) |
| 総合 | (4.5/5.0) |









