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多機能、コンパクトなガスケットマウントのキーボードLofree Flow Lite

  

Yuji
1日12時間以上キーボードを触ることがある中で紹介したいキーボード

Lofree Flowの価格が半分にもかかわらず、一部機能についてはFlowを超えているLofree Flow Liteを紹介します。あわせてLofree Flowとの比較も記載しています。また、オリジナルカスタマイズについても少し触れています。

 

提供品
本記事はメーカーのLofree様より製品を提供頂き作成しています。

基本情報/同梱物

同梱物はLofree Flow Lite 84 Keyboard、USB-C Cable、User Guide。

 


キー数 84キー
レイアウト 75%
マルチファンクションキーの数 16
キースイッチ Specter
寸法 316.8mm x 138mm x 23.5mm
重量 555g
バッテリー容量 2000mAh
充電端子 USB-C
最大動作時間 約80 時間(ライトオフ時)
フレーム ABS
キーキャップ  PBT+PC Double Shot
ホットスワップ対応 対応
傾斜角度 3°/6°
構造 ガスケット
接続モード Bluetooth & 有線& 2.4Ghz
動作OS Windows、Android、macOS、iOS
キーの再マッピング Windows
バックライト ホワイトライト
充電時間 3時間
Bluetooth作動距離 15メートル
ポートレート 1000Hz
技適認証 対応
Lofree Flow Lite
created by Rinker

外観

Lofreeらしいミニマルなデザインになっています。キーの印字位置が上側の中央に印字されています。Lofree Flow Liteの外観の大きな特徴としては右上にボリュームコントロールが搭載されています。

また、グレーカラーについてはMarbleのような色で他社を含めてこのカラーはほとんどないデザインです。

 

背面側にはLofree Flowにはなかった角度調整用のスタンド機能があります。2.4Ghzの無線レシーバーも付属しています。

 

ボリュームコントロール部分はシャンパンゴールドに近い色になっています。上下で音量の調整、押すとON/OFFの切り替えが可能です。

 

ボリュームコントロールの左側には充電時に光るインジケーターもついています。

 

右上の側面にはUSB TypeCと電源スイッチ(左から無線接続、有線接続、電源OFF)があります。

 

背面にあるスタンド部分はゴム脚もついてあり、取り外しも可能です。

 

バックライトについてホワイトに光らせることが可能で、バックライトのON/OFFも可能です(キーバックライトはFn + F5 で減光、Fn + F6 で増光)

 

重さ

実測値は551gでした、75%キーボードとして最軽量というわけではありませんが、リュックなどで運ぶ場合は苦にならない重さかなと思います。

 

使用感

ホワイトウッド、アッシュグレー、マーブルなどのグレー系の色と相性が良く、所有欲も満たされます。デザインだけではなく、機能面も充実しています。切り替えて3台使えるマルポイント(Fn + 1/2/3キー)に加えて、ボリュームコントロール、キーカスタマイズも可能です。

 

USB TypeC周り

leftmidlight

Flowではマグネットケーブルと相性が悪く使えませんでしたが、Flow Liteでは使えるようになっています。個人的にはこの部分の変更も嬉しいです。スタンドを立てても、立てなくても使用できます(充電機能のみ確認)

 

打鍵感などのキー周り

Kailh製 POMスイッチとガスケットマウントを搭載しています。リニア軸(赤軸)でSpecterとHades二種類ありますが、デフォルトはSpecterになります。

SpecterとHadesの違い
Specter:押下圧を50gfから40gfに軽減することで疲労を軽減できる
Hades:押下圧を50gfから40gfに軽減することで疲労を軽減でき、静音性に優れている

ロープロキーボードでこの打鍵感(滑らかでしっかりした)、打鍵音(コトコト音)は唯一無二です。

 

Flowでは50gfでしたが、Flow Liteでは新しいスイッチになり40gfになったことでかなり手の疲労が軽減されました。普段はパンタグラフ式を好んで使用してるため、Flowの50gfは最初少し使うと、ギターをはじめたときに経験した手の甲が痛くなりました。10gfの差は大きく、長時間使用しない限りはそこまで疲労度を感じなくなりました。

 

機会があればHadesも試してみたいと考えています。また、新しいスイッチや互換性製品も増えてくると思うので、カスタマイズがこれからも楽しみです。

 

84keysで活きるキーリマップが最高

『Lofree Key Mapper』という専用TOOLを使用することで、キーリマップが可能です。現時点ではWindowsのみで、Macは対応予定になります。

 

専用TOOLではキーバックライトの光り方も変更可能です。

 

その他にはMacroを作成してキーに割り当てることもできます。

 

Insert(インサート)キーは使用しないのでdeleteキーに変更して、元々のdeleteキーは『Win + L』のロックを割り当てています。一番右側のHOME~Pagedownもほとんど使用しないため、『+ – * /』を割り当てて使用しています。

 

Lofree FlowとLofree Flow Lite比較

大きな違いは、価格、フレームの素材、大きさ、 2.4GHz無線対応有無、押下圧、傾斜調整、キーマップ変更、ボリュームコントロールになります。

 


Lofree Flow Lite Lofree Flow
本体カラー ホワイト / ピンク / グレー ホワイト / ブラック
サイズ 84keys(316.8×138×23.5mm) 84keys(316×126×24.5mm)
100keys(374.5×138×23.5mm) 100keys(373mm×126mm×26mm)
重量 84keys(555g) 84keys(568g)
100keys(665g) 100keys(738g)
接続方法 USB-C / Bluetooth 5.4 / 2.4GHz無線 USB-C / Bluetooth 5.1
素材 本体(ABS)、キーキャップ(PBT+PC(Double shot)) 本体(アルミニウム合金)、キーキャップ(PBT(Dye-sub))
軸タイプ リニア(赤軸) リニア(赤軸)/ タクタイル(茶軸)
押下圧 40gf 50gf
傾斜調整 ◯(3°/6°) ×(3.9°)
ホットスワップ対応
キーマップ変更 ×
Nキーロールオーバー
ポーリングレート 1000Hz 1000Hz
電池容量 2000mAh 2000mAh
ライト機能 ホワイトバックライト ホワイトバックライト / RGBサイドライト
対応OS Windows / Android / Mac / iOS Windows / Android / Mac / iOS
技適

ボリュームコントロール部分がFlowに比べて、Flow Liteの方がキーボードの奥行(約1.2cm)があります。フレームの素材が違うため本体の重さ自体は約13g(84keys)軽くなっています。

 

傾斜調整はスタンド機能差によりFlow Liteは3°or6°で、Flowは3.9°固定になっています。

 

ただ、他社性のパソコンスタンドを使用しオリジナルカスタマイズすることで傾斜調整はある程度解決することができます。

 

FlowとFlow Liteはどのレイアウトでどっちがおすすめ?

価格と重さ、キーリマップしたい場合はLofree Flow Liteの84keys。予算があり&カスタマイズ(キースイッチ変更やスタンド追加)Lofree Flowの100keysと思います。

 

早見表

Lofree Flow Lite Lofree Flow
84keys Flowより軽く、キーリマップもしたい デザイン重視、筐体のミニマル差優先
100keys Flowより軽く、テンキーもほしく、キーリマップもしたい デザイン重視、テンキーがほしい

まとめ

『ロープロ×ガスケットマウントのキーボードがほしい』、『ミニマルなデザインと機能を両立したキーボードがほしい』、『グレー(マーブル系)の多機能なキーボードがほしい』人に向いているロープロ×ガスケットマウントのキーボードLofree Flow Lite。

 

Good point

  • ・ロープロファイルでも打鍵感が良い
  • ・機能とデザインが両立している
  • ・キーマップ変更が可能(現状Windowsのみ、Macは対応予定)
  • ・2.4GHz無線対応
  • ・押下圧が40gf
  • Bad point

  • ・ボリュームコントロール部分の割当が変更できない
  • ・US配列のみ
  • 項目 評価(5段階評価)
    コンパクト (4.5/5.0)
    軽さ (4.5/5.0)
    デザイン (4.5/5.0)
    便利度 (4.5/5.0)
    総合 (4.5/5.0)
    Lofree Flow Lite
    created by Rinker